チェンジペダルのメンテ・・・
”アプリリア・RS125”・・・20,000キロを走行しましたが、先日バイクを拭き上げていた時に”チェンジペダル”が微妙にグラついて全体に遊びが大きい様な気がしたので、ピボット廻りのパーツを手配して必要あれば交換してみる事にしました。
パーツリスト・・・
No.21・・・Spaser (AP8121147) ¥457・・・
No.24・・・Belleville Spring (AP8121697) ¥435・・・
ついでに、
No.8・・・Lever rubber (AP8120912) ¥570・・・
も手配しました。
取り敢えず、交換前の遊びを計測
≪横方向の遊び≫
フレームの適当な位置からチェンジペダルを左右に動かし遊びを計測・・・
ペダルをフレーム側から引き・・・30mm
ペダルをフレーム側に押し・・・22mm
左右の遊びは・・・30mm-22mm=8.0mm
≪上下方向の遊び≫
路面の適当な位置からチェンジペダルを上下に動かし遊びを計測・・・
上に引っ張り・・・75mm
下押し・・・66mm
75-66mm=9.0mm
左右に・・・[8mm]、上下に・・・[9mm]、もの遊びがありますが、走ってみると以外に気にならない程度にギヤは入ります・・・体が馴染んでるんでしょうね~
チェンジペダルをバラします・・・
六角レンチで緩めますが、赤←部分に”No.24・・・Belleville Spring”は挟まっており、
ペダル本体の内部に”No.21・・・Spaser”がカシメてあります。
ただ、パーツリストにありませんが黄←にスぺーサー(ワッシャー)が1枚入ってました。
赤←が装着されてた、”No.24・・・Belleville Spring”
これはワッシャーの様に見えますが、実はサラバネになっています。
因みに・・・赤〇は購入した新品です。
黄色←がパーツリストになかったスペーサー?です。
チェンジペダルのピポット部を見ると、ここに
ここに、”No.21・・・Spaser ”が入っています。スペーサーと言うよりブッシュですね・・・
このスペーサー(ブッシュ)を抜いて新しいパーツと交換するわけですが・・・
これかかなり強固に圧入されていて、手持ちの工具では取り外す事が出来ませんでした・・・
ショックレスハンマーで叩いたくらいでは取れません・・・
あまり無理して叩くとアルミ素材のチェンジレバーを痛めそうですし、サイズの合った駒を当て簡易プレス等で押し出さないと難しかもしれません・・・
そこで内径等を計測したところ、新品と0.1mも差が無いく、内面もほんの少し荒れてはいましたが継続使用出来そうなので今回は交換を見送り継続使用する事に・・・
(機会を見て外し、ショップさんに相談してみます・・・)
しかし、”No.24・・・Belleville Spring”のサラバネを交換したくらいでは遊びも大きいまま・・・
そこで・・・、”No.24・・・Belleville Spring”のサラバネを、新・旧2枚入れ少しバネを効かせて遊びを少なくする事にしました。
組み込んだ画像を撮り忘れましたが、絵だけでも・・・
黄色↓にスぺーサー(ワッシャー)1枚
青部分がレバー、
赤↓に、”No.24・・・Belleville Spring”(サラバネ)2枚・・・
モリラバーグリスを塗り込み組み付け・・・
サラバネを1枚の所を2枚にしたおかげで幾分、”遊び”と言うか”グラ付き”は無くなりました。
計測すると・・・
≪横方向の遊び≫
フレームの適当な位置からチェンジペダルを左右に動かし遊びを計測・・・
ペダルをフレーム側から引き・・・29mm
ペダルをフレーム側に押し・・・26mm
左右の遊びは・・・29mm-26mm=3.0mm
≪上下方向の遊び≫
上に引っ張り・・・75mm
下押し・・・72mm
上下の遊びは・・・75-72mm=3.0mm
まとめると・・・
横方向の遊びは・・・・・・8.0mm ⇒ 3.0mm
上下方向の遊びは・・・・9.0mm ⇒ 3.0mm
と変わり、いい感じになりました。
走ってみると、体感的には極端に変わった気はしませんが、それでも以前よりはダイレクト感が良くなりました。
停止時のニュートラルへの入りは決して悪かったわけではありませんが、タッチも良くなりました。
ついでに、レバーラバーも交換・・・
交換後・・・
交換に当って・・・
古いの物は切り取れば簡単に取り除けますが、そんなに傷んでもないので予備品としたい事から切り取りは避け・・・そこで、パーツクリーナーを吹き込んだところ綺麗に抜けました。
ただ、新しいラバーは通す穴が片方が小さいうえ、ゴム自体も硬く、パーツクリーナーやシリコンスプレーの塗布では入れる事が出来ませんでした。
そこで、レバーラバーを熱いめの湯の中に暫く入れて、柔らかくなったところで入れ込みました。
チェンジレバーは暫くこれで様子を見ますが、折角購入したパーツだけにショップさんでカラーを入れ替える事が出来れば再度内容を更新するかもしれません・・・
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おはようございます。
パーツリストにも無い部品があるんですね。
でも良く考えてみると、ワッシャーが必要な場所と思います。
また、サラバネを1枚追加することで、遊びがこんなに違うとは。
遊びが少ないことでギアチェンジも確実で、より操作がし易いと考えます。
まだ、試乗はされてませんか?
ラバーも新しくなって気分が良いですね。
投稿: ななくま | 2015年10月 8日 (木) 08時32分
チェンジペダルの遊び多いですよねぇ…。
(国産のバイクも同じようなものですが、国産のものはカラーに真鍮が使われていることがありますね)
一度純正ステップのラバーを国内のアフターパーツ(KIJIMAとか)で売られている樽型のものと交換したことがありますが、国内アフターパーツは純正のものより一回り小さいのでちょっと具合がよくないようです。
純正のゴムはある程度堅いのではめる時はどうするのかと思っていましたが、お湯で温めるのはいい手ですね!。
ステップ本体の目に触れない部分についてもかなり仕上げが悪かったので自分で表面を削り直したことがありましたが、今はTyga製のバックステップに交換してしまっております。
Tygaのステップはベアリングが入っていましたね。ただかなりシッティングポジションが後ろになりますので街乗りには全く向きませんです。
ゾフィさんのテクならニードルローラーベアリングを圧入して改造してしまえるような気がしますよ!(と無責任なことを言ってミル…)
投稿: 猫R | 2015年10月 8日 (木) 16時08分
☆ななくまさん、パーツリストに乗っていない部品があるのは困りますね^^;
無いと思ってバラすと、構えてないだけに部品を無くす事もあり得るし、組み込まれてた状態が判らなくなる時があります。
サラバネ1枚でもかなり変わりました。細かい部品のクリアランスは微妙な物があって、0.1㎜代の隙間でもかなり違って感じます。
サラバネをもう1枚入れてみたい所ですが手元にありません。ショップさんにブッシュを入れて頂けたらまたクリアランスを確認しようかと思っています。
今現在の状態で試走して見たところ、全体的に幾らかタッチは良くなりました。
シフトチェンジのタッチはメーカーによっても車種によっても違うでしょうから、いろいろなバイクに乗ってみたいですよね~^^
投稿: ゾフィ | 2015年10月 8日 (木) 18時24分
☆猫Rさん、皆さんのRSも遊びと言うかクリアランスは大きいのでしょうかね~?
因みに・・・ショップさんに行って他の国産バイクを見ましたが、どれもガタも無くカッチリしてました。
アプリリアRS4・125もたまたま有ったのでレバーを触ってみたのですが、これも遊びはほぼ無くキッチリしてましたね~
それで、やはりおかしいのかと思いパーツを購入してみました。
でも、ピボットに入っているブッシュは新品にしてもそれほど変わらない作りにも見えました。
ニードルの様なベアリングが入っている構造だと0.01~0.03mmの作りになるでしょうからしっくりくるでしょうね!
サイズ的に適合するニードルがあれば時間があれば何とかなるかもしれませんが、治具も必要になるしそこまでするよりはブッシュの交換とサラバネで何とかなりそうです。
ラバーはどうしようかと思いましたが、熱めのお湯につけるとすんなり入りましたよ~^^
投稿: ゾフィ | 2015年10月 8日 (木) 18時39分